双栄基礎工業㈱は、地盤改良工事や高圧噴射攪拌杭の施工、各種グラウト工事、深礎工法等で実績を有しております。

ソリッドキューブ工法に関する特許権の取得並びにソリッドキューブ工法協会設立に関するお知らせ

 

１．特許権取得の趣旨
　当社グループは、薬液注入工法、機械攪拌工法、高圧噴射工法等の地盤改良を中核事業としております。これらは、中層、深層の地盤改良を比較的中心としており、ソリッドキューブ工法は、浅層の地盤改良であり、当社グループの施工工法の幅を広げるものと期待しております。また、当社グループの施工における土木分野の占める割合が高く、建築分野の強化を企図しており、同工法もその一翼を担えると判断しております。加えて、同工法の普及により、実施許諾等における収入を見込んでおります。以上の観点から、2017年５月にて、同工法を構成する特許権取得に至りました。

 

２．ソリッドキューブ工法の特徴
　バックホウの油圧を動力源とした攪拌促進ブレード付き攪拌混合装置により、現地土とセメント系固化材スラリーを効率よく攪拌混合し、ブロック状の改良体を築造する地盤改良工法であります。同工法の特徴は、「見える化」として電気比抵抗センサーを用いて改良体の攪拌混合範囲および攪拌混合度を確認しながら施工できること、混合と締め固めを同時に行うこと、支持地盤を直接確認できること、掘削部にセメント系固化材と水を投入して固化材スラリーを作製することで、スラリー作製用プラントを用いない方法でも施工できることであります。

 

３．工法協会設立の趣旨
 　ソリッドキューブ工法を業界全体に広めるため、当社グループだけでなく、同工法を取り入れたいという同業他社とともに工法協会を立ち上げ、工法の普及に努め、施工実績の共有等による技術力の向上により、浅層における地盤改良のスタンダードにしていくため、会員各社の賛同により2017年６月23日に設立総会を開催し設立いたしました。